ほぼ2強の寡占状態で盤石のポジションをキープ
カワタが主戦場とするプラスチック成形関連機器(成形機本体及び製品自動取り出し装置を除く)の業界は
ほぼ6-7割が総合機器メーカーのカワタともうひとつの会社(非上場)によって占められ、
残りの部分が数十社の数多くの専業業者に分散されています。業界はほぼ”2強寡占体制”と言ってよい状況です。
また、プラスチック加工機器をトータルでシステム提案ができるのは当社と、その競合会社だけです。
このような状況の背景には、容易に新規参入を許さない加工現場の実態があります。
粉粒体の加工現場の実際
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01アナログ制御
混合比率、温度、時間などの
微調整に熟練技術が必要 -
02デジタル制御
複雑なアナログ制御を
先端技術によって自動制御 -
03さらに高機能化
精密・高品質
製造現場を熟知するカワタが選ばれる!
プラスチックを始めとする粉体・粒体の加工現場は、自動化が進んでいる一方で、その製造ノウハウは高度な職人的センスに基づいた機械、機器の微調整によって成り立っています。
たとえばカワタが得意とする「乾燥機」を例にとると、単にペレットを乾燥させればいいというものではなく、その最終製品の性質によって、適切な熱(40℃~160℃)を加えて不要な水分を飛ばすもの、ペレットの物性(一般的に脆くなる)を変化させないために熱と減圧を併用するもの、など様々な機能を用意しなければなりません。
こうした絶妙な”塩梅”は必ずしもデジタル的な技術だけで調節できるものではなく、製品製造工程を隅々まで熟知し製造ノウハウを共に作り上げてきたパートナーに任せなければ、生産サイクルのどこかで不具合を起す可能性が非常に高いのです。
こうした製造現場では、その品質とノウハウに絶対の信頼を寄せられる事業者しかパートナーとして認めることはなく、単なる価格優位の新規参入者が容易に参入できる余地は限られています。
カワタは製造現場に溶け込み、製造プロセスの高品質化・効率化をサポートしており、特に最先端情報テクノロジーの基盤とも言える光学フィルム・光学シートおよび電池分野でカワタの存在感は際立っています。