お客様の要望を実現する
世界に一つの機械を作り出す
カワタの機械設計は、製品カタログに掲載している標準機と、お客様の要望に合った仕様を搭載する特殊機の設計があり、私が所属しているプラント・システム部は特殊機の設計を担当しています。生産ライン全体や、ラインの一部に組み込む機械を作ったり改造したりして、お客様のやりたいことを実現する一品ものの機械を作っています。具体的な業務内容としては、お客様と仕様の打ち合わせを重ね、機械を選定して設計を行い、CADを使って製図をします。設計をする際は、プログラム部分を担当する制御課の方と機械にどんな動きをさせたいかを相談しながら一緒に進めます。機械が完成してお客様の工場に納入する際、現場に行って機械の最終調整をする所までが一連の流れになります。
自分が作成した図面から、実際に立体物となって計算通りに動く所を見ることが仕事の醍醐味です。機械が思い通りに動いた時は「やった!」という気持ちになります。逆に思い通りに動かない時は難しさを感じます。うまくいかない原因が必ずあるので、原因追究を行い、フィードバックし次の設計に繋げられるようにしています。
直接お客様と話し、現場を見る。
設計者として自分の意見を大切に
設計というとデスクワークのイメージでしたが、カワタでは設計者もお客様に説明したり、現場に行ったりすることができます。仕様のことを一番理解しているプロとしてお客様とお話ししますが、直接お客様の考えを聞けることは非常に有難いです。
現場に行けることも大きなやりがいになっています。無事に機械を納入してお客様が喜んでくださる姿を見ると嬉しいです。また、自分が設計した機械を使用して製品が作られている所を直接見ると、仕事のモチベーションに繋がります。そして製造工程を見た製品を街中で見かけた時も、「自分が携わったんだ」と自慢したい気持ちになりますね。
私は経験が浅いため、上司や周りの人に図面を見てもらい意見をいただいています。相談時に心がけているのは、自分がやりたいことや自分なりの意見を持っておくこと。上司や先輩は私の意図を汲み取って、自分でも気づかなかったことやこれまでの経験を活かした的確なアドバイスをくださるので、とても勉強になります。上司や先輩に追いつけるように、成長していきたいです。
ワタシの“解決”エピソード
以前にカワタがお客様へ納入していた機械で、原料輸送がうまくいかないという問題が起きたことがありました。上司と他部署の方と一緒に現場に向かい、実際にさまざまな方法を試しました。しかしどの方法もうまくいかず、会社に戻って改めて違う方法を考えることに。その時に、ある機械のパーツを使うことをひらめき、上司に提案しました。上司は私のアイデアを採用し、そのパーツをもとに機械の動きを考えた所、問題が解決してうまく輸送できるようになりました。自分の提案から、できないことができるようになったことが嬉しかったですね。
1DAY
SCHEDULE
ある1日の流れ
お客様に提出する図面、資料を作成します。
出来上がった図面を上司や先輩に見てもらい、アドバイスを受けます。
デザインレビューで指摘された点を修正します。
MY REASON カワタを選んだ理由
私は小さい頃からものづくりが好きでした。学生時代は違う分野の勉強をしていましたが、ものづくりに携わる仕事がしたい、設計者になりたいという思いで就職活動をしました。その中で、身近にあるプラスチック製品の製造に携わることができるカワタに魅力を感じました。他社の採用選考では、工学部でなければ技術職への応募が難しい会社もあったのですが、カワタは未経験でも受け入れてくれました。
とはいえ入社当初は、工学部出身でもなくCADも使えない自分が、本当にやっていけるのかとても不安でした。しかし、研修やOJTなど手厚いフォローのおかげで、今では不安なく取り組むことができるようになりました。カワタは未経験でもチャレンジしたい人には機会を与えてくれ、人を育てよう、技術を育てようとする社風があると感じます。いただいた機会に感謝し、期待を超えて一人前になれるように、日々頑張っていきたいです。
これからチャレンジしたいこと
未経験から設計の仕事を始めて、上司や先輩に助けてもらいながら、有意義な経験をしてきました。まだまだ経験不足で、お客様に質問されるとしどろもどろになってしまうことがあります。先輩はビシッとお客様が不安にならないような回答をしています。私も客様に安心して納得していただけるよう、沢山経験を重ねてもっと力を付けていきたいです。仕事をしていく中で感じるのは、カワタの機械のすごさ。現場に行くと私が生まれる前から稼働している機械もあり、品質や技術の高さを実感します。脈々と続くカワタクオリティを受け継ぎ、私も将来は新しい機械の設計に挑戦して、お客様に満足してもらえるような設計をしたいです。